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ヒビノキロク
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Posted by xiely - 2011.05.12,Thu,20:56:01
ちょ。何言い出すのこの子は!しかも楽しげやし。(愉快な思い出、って感じ)

…そうだ。(中略)我をも忘れて君に跪いた

わわわ待った!ちょっと待ったー!

「一緒に住んでくれ」、と。(にこにこ)

え?は?あぁそういう話?、、、びっくりするやろー!!
と思わせておいて、

あなたにしてはいささか軽率な行動だった。(ふふふ)

ってー。
な、何があった~~~~~。

(長くて鬱陶しいので追記に入れる)

more...

(え?一緒に住んで、って言ったのが軽率な行動?それだけ?!...なわけないと思うよ、うん。)

とか何とか↑言いつつ長椅子にくつろいで、タイの結び目をシュっとほどき襟元をくつろげるヴァーツラフ。
(そう、最初にタイをほどいたのはちぎちゃん自らだったんですよ!ヲヅキ氏ではなく。(役名で語れ))
あぁこの人(←ニジンスキー)にとってはディアギレフとの肉体を伴う関係は禁忌ではないんだな、と思った瞬間でした。
むしろ積極的に受け入れてるというか。エロスとアガペーの区別なしに。なんかそういう印象を持った。
ちぎニジンスキーからディアギレフに向かう愛情はどうみても性愛というより親愛。あぁでも体の関係もあるんだー、っていうのがナチュラルに透けてみえ、別にそれに頓着してなさそうなとこが浮世離れしてていいわーと思って。
ニジンスキーはディアギレフに感謝してるんだよね。見出して、思いっきり踊ることが出来るようにしてくれた。
でも段々、ディアギレフは自分を自由に踊らせてくれるだけの人物ではないことに気付いていくんだよね。
それで、ほんとに自由になりたくて、誰かに与えられた自由じゃなくて、自分で掴む自由に憧れて、飛び立とうとするんだけど。そこに現れて後押ししてくれるのがロモラね。あなたならできるわ。
良かったかどうかはおいておいて、ニジンスキーの心の、外の世界に繋がる扉を開くのがロモラ。
ロモラの言葉にすっかりその気になって励まされてニジンスキーは外に出てく。
自分の思うままに踊りたい。自身の振付で踊りたいとニジンスキーはディアギレフに訴える。
芸術の可能性に貪欲なディアギレフはそれを許可するんだけど、どこまでがニジンスキーへの愛情ゆえで、どこまでが芸術へのこだわりゆえだったのか。
そしてニジンスキーは「牧神の午後」を踊るんだけど、観衆に受け入れられなくて興行的には失敗に終わる。それに続く「春の祭典」も。
ディアギレフはそれらの芸術性を認めつつも、興業的な成功をもたらさない振付を行ったニジンスキーを評価しない。君には無理だ。
それは劇団経営者としての判断ゆえなのか、飛び立とうとするニジンスキーを手元に留めておきたいがゆえなのか。
ここの二人のデュエットがいいんだよねぇ。ディアギレフの言動は、権力をかさにニジンスキーを束縛しようとするヤなおっさんそのもの、と思われるんですが、なぜか緒月ディアギレフからは哀しみが漂ってきて、そんなにニジンスキーを手放したくないんかよーT^Tと切なくなるという。(私だけかも)
しかしせっかく手に入れたと思った翼をあっさりもがれて打ちひしがれるニジンスキーに、救いの手を差し伸べるのはまたしてもロモラ。わかりやすっ、と思うんですけど、いいの。(大甘)
なんでかなー?と思うんですけどね。演者に対する好感度が高かったからかな。まりもー><と思いながら見てたからバラ王子を特に駄作とは思わなかったように。(例えとして正しいのであろうか)
私は基本的にわかりやすいのは好きなのだ。子供の頃は、難解なものこそ高尚と思っていたりもしたけれど、そうとも限らん、と今は思う。ロモラはわかりやすい。でも、鳥かご、束縛、乗り越えるべき父性とも言えるかも、の象徴としてのディアギレフに対して、自由、解放の象徴としてのロモラ、という対比がね、作品上必要というかね、表面上のわかりやすさだけじゃなくて象徴を負ってるってとこがね、いいな、と。うんそうだな、多分そういうこと。(ひとりで納得)
あなたは誰よりも先を走ってる。誰もあなたに追いつけないのよ。あなたは間違っていないわ。
そうか!理解してくれるのは君だけだ!
そしてニジンスキーはロモラを伴侶にするのですが。
南米ツアーに向かう船上のシーンがすごく好き。と2回目観劇の時に気付いたんだけど。2回目、5列だったんです。お友達のおかげで。がしかし。。。前に座ったすらっとしたお嬢さんのおかげで舞台センターが見えん(-_-;)舞台の前まで出てきたら見える。でも、中央~後方にいると全く見えん。。。シェヘラザード見えん、牧神の午後見えん、って感じだったんですよ!!あり得ない。。。キタちぎちょめちょめシーンも見えませんでしたよ、っと。そこ見えないって観劇する意味あんのかー!(あります。)でもまぁお嬢さんの頭越しに位置を変えてくキタちぎ頭頂部ってのも想像力を掻き立てらr...(いい加減にしときなさい)
が、それでも、歌だけ、セリフだけ、真ん中分断された景色だけ、でも感動できるシーンがいくつかあって。船上のナンバーはそのひとつでした。みんなで歌うコーラスのところが特に好きかな。希望に満ち溢れてて、そのこと自体に感動して。後に待つ悲劇を思って、っていうんじゃなくて。その場に溢れる前を向くエネルギーみたいなものそのものに。なんやねん雪組っ子ぉ(T_T)泣かせやがってー!
ニジンスキーの結婚を知ったディアギレフは激怒してニジンスキーを解雇。劇団を追われたニジンスキーはカンパニーを立ち上げるけど、上演権を持たないためにバレエ・リュス時代に自身が踊った作品を上演できない、運営はうまくいかず、戦時下のブダペストでは軟禁状態にまでおかれてしまう。
ここちょっと、ニジンスキーのバレエ活動と軟禁ってなんか関係あんの?と思ったけど特に関係ないんですよね?史実を並べてみただけか?ままならない現実に追い討ちをかけるように不運に見舞われる数奇な運命を感じ取ればいいんですね、きっと。
厳しい現実になす術もないニジンスキーは思い余ってディアギレフに助けを求める。妻と子のためにね。
結婚後のニジンスキーの行動の動機は常に妻と子で。ちょっとそこどうなのよ、と思ったりもするんですけど。安易な解決方法すぎん?とか。自由に踊りたいニジンスキーはどこにいったの。でも別に破綻はしていないし美しい解決方法ではある。(私何様)
そしてディアギレフはニジンスキーがまた自分の命令を聞くことを条件に、ニジンスキーの軟禁を解く手配をしバレエ・リュスに呼び戻す。(「命令を聞く」て。ディアギレフのセリフなんですけど。なんか幼稚なセリフやな)
けれどニジンスキーはディアギレフのもとで狂っていくのよね。。。
精神に異常をきたしていく夫を見兼ねてロモラはディアギレフを訪ねる。解放に至る経緯に、何があったの。
このロモラvsディアギレフ対決がね、いいんですよね。(適当度がアップしてきた)
愛し抜いてみせるわ!!と言い放つあゆちゃんがね、強くて美しくて。
「はじめて愛した」の時はどこがいいんかさっぱりわからんかったけど(すすすいません)、あゆちゃんいいじゃん(/_;)(好みに合うとすぐ意見を変える)
この辺からはねー、ちぎたさんの演技がもう圧巻、だと思います。
生きていくためには踊らなきゃ、と息も絶え絶えな様子を心配するロモラに、一人にしてくれ、夕闇が迫ってるよ、闇に包まれるのは僕一人で十分だ、みたいなことをいうところがあって、哀しすぎて泣ける。(うーんとこのシーンはロモラがディアギレフを訪ねる前だったかもー。記憶曖昧)
そして完全に狂気に沈んでしまうシーンね。君は僕だ。僕は君だ。僕は神だ。、、、(←すいません適当です)
しばらくびっくりして声もないロモラなんだけど、「ヴァーツラフ!!」と悲痛に叫んで全身でニジンスキーを抱きとめる。このシーン大好き~。「はじめて愛した」でもなんか叫んでガイ(音桂氏)に取り縋ってたような気がするなーと思いつつ。「ガイーーー!」だった?
でもニジンスキーはもう帰ってこないんだよねぇ。狂気の淵に沈んでやっと自由を得たとでもいうのか、最後シェヘラザードを踊るニジンスキーは生き生きとして幸せそうで、でも狂気によって自由を得るとか、そんなスキーム(?)は肯定しがたくて哀しくて涙が出る。
最後までよう出来てるわ!おまえの妄想がな、と言われそうですが。
まぁそうなんですけどね。こういう想像は得意、っていう部分をついてくる作品だったんだと思うんですよ。ようは私の好みだった、っていうね。でも、それを抜きにして、なるべくフラットに、舞台から受けた印象をさらってみて、アンサンブルの雰囲気やスキルや、主要キャストの演技力、どれもレベルが高かった、と思うんですけどね。。。うーん。でもまぁその辺も傾斜がついてるかもしれないですね。好きなものは良く見える。
とにかく、好みの作品に出会えて幸せ♪と。出演者達から団結力を感じられたから幸せ♪と。それでいいや。
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