ヒビノキロク
Posted by xiely - 2011.05.01,Sun,07:15:54
タカラヅカジャナイ。
そう思ったことが2度ほどあって、最初は、CSで見たみっちゃんの歌。
次はバウで見たそのかさんのダンス。自身の振付で踊ったやつ。
でも、そんなこと(人、シーン)に出会うことはそうそうないやろ、と思って、、、
まさか次に、ここにちぎちゃんを加える日がこようとは!!><全く想像もしていなかった。ある種呆然。
演技力には定評がある人だっていう認識はありました。華って言われたら華ぁ?!と思ってたけど、(だってロミジュリのあの埋もれっぷり。。。注目してなくても視界に入って困るようなオーラは少なくとも私に向かっては発されていなかったわ。。。)、なので、ちぎちゃんのいいとこわかるといいな♪っていうバウ観劇でもあったわけなんですが。
いいどころじゃなかった。。。
ちぎちゃんが表現したニジンスキーは、確かにニジンスキーだったよ。
史実のニジンスキーなんて知らん。演出家が描き出そうとして、役者が描き出したニジンスキーがそこにいたからもういい、とそんな風に思える舞台でした。
実在の人物だから、ニジンスキーという人にそれぞれに思い入れを持ってみる人もいるかもしれない。私はほんとに名前ぐらいしか知らなくて、ロシアの天才ダンサーで、奇異な人で、精神を病んでしまった人でしょ、ぐらいの認識しかなくて、それでも、そういう先入観というかあらかじめ思い描いてるイメージというのを持ってる人も多いと思うんですよ。実在の人って。
でもそういうイメージを越えて、イメージの延長線上にでも別物として、成り立ってたニジンスキーだったんじゃないかと思います。
そこまでやらなくていいよ、ってちょっと思った。全然、痛々しくはないんだけど。ちぎちゃんの演技が完成されてるがゆえに。作品として完成されてるがゆえに。でも、タカラジェンヌとしてはそこまでやらなくても十分だよ、って、伝わるよ、って思った。あ、ダメだ。泣けてきた。
そんなニジンスキーちぎちゃんの演技を受け止める緒月ディアギレフがまた全然揺るぎなくて。
観る前は、なぜか私はディアギレフの方に怪物ちっくな人外イメージを持ってて、それ演る緒月さん大変だーと思ってたんだけど、よりエキセントリックなのはニジンスキーの方で(そりゃまぁそうか)、対する緒月さんのディアギレフはすごく真っ当だった。安心して観ていられた。奇をてらわない演技というか、地に足のついた緒月さんの存在感で、舞台が救われてたかもー。観る方の気持ちもか。救いのない方にもってく行き方もあるんだろうし、選択肢はいろいろあったのかもしれないけど、緒月さんのディアギレフが好きでした。(どう書いていいかわからなくなって好きでごまかす)
最初はちぎちゃんに涙してたのに、しまいに緒月さんで号泣状態になって、フィナーレなんて登場しただけで泣いたわ。(笑)
ディアギレフ、決していい人じゃないんですよ。カンパニーの主宰者として、権力を持つ側のふるまいに終始しているけど、でもニジンスキーへの、美しいものへの愛という一点でぶれることがないんですよね。
この演出家、センスいいな、と思ったところがちょこちょこあって、でも相当うまいんじゃないかと書きつつ思えてきた(爆)
ロモラを見てて、いい要素だけを抜き出したんだな、と思ったんですよね。
この雪組のニジンスキーが決まってからちょっと調べてみるまでニジンスキーが結婚してたことすら知らなかったんですが、ファンあがり(!)の女性と結婚してて、それがロモラ。
ストーカーのはしりだという言われ方もする女性のようで、それが頭にあったんだけど、「あなたの全てを受け入れる」キャラとして描かれてて、そうか、そこか、みたいな。行き過ぎた行動に、一途な思いゆえっていう解釈をつけて、そこだけを抜き出したキャラにしたんだなと思って。
観てる間はロモラにだけそういうのを感じてたんですが、(←宝塚版ロモラは極端に実在の人物と乖離してるっていう認識があったので)、ニジンスキーも、ディアギレフも、そうだったのかも。
エッセンスを抜き出すのがとても上手い人なのかな。そして複数の要素を欲張って詰め込まないのね。一人の人物に。ニジンスキーはさすがにそういうわけにもいかなかった感じだけど、でも対ロモラ、対ディアギレフ、後は時系列に沿って変化してくだけなので、非常にわかりやすかったかも。そうかそういうことか。(勝手解釈で勝手に納得)
というわけで、ディアギレフについても、実際はもっと悪どくてさ、欲望に忠実で嫌な人だったかもしれないけど、愛と感性に忠実だっただけ、という見方もできるかもしれず、そこだけ取り出すと、一番愛したミューズに飛び立たれてしまい、取り戻すつもりが永遠に失ってしまう哀れな男。緒月さんにぴったり!(どういう了見だ)
宛書ってこういうことなのか。すごい上手いよ!原田氏!願わくは常にそのクオリティを。ベストエフォートではなくてギャランティでお願いしたい。(えらそう)
実際のディアギレフは、肉体さえまた手に入れたらOKな人だったのかもしれないけど、そういう風には描かれてなかったのも良いですな。宝塚的で美しい。。。のみならず一般的にいっても美しいよ。そもそも宝塚的にもどやねん、な作品が多い中(私見です)、どの人物にも共感を持って見られるいい作品でしたよ!
ちょっとニジンスキーとディアギレフのことしか書いてませんが、みんな好きだー!って叫びたくなるぐらい。ちなみに帆風氏は髭部でした。(それだけは言っておかなければ)
そう思ったことが2度ほどあって、最初は、CSで見たみっちゃんの歌。
次はバウで見たそのかさんのダンス。自身の振付で踊ったやつ。
でも、そんなこと(人、シーン)に出会うことはそうそうないやろ、と思って、、、
まさか次に、ここにちぎちゃんを加える日がこようとは!!><全く想像もしていなかった。ある種呆然。
演技力には定評がある人だっていう認識はありました。華って言われたら華ぁ?!と思ってたけど、(だってロミジュリのあの埋もれっぷり。。。注目してなくても視界に入って困るようなオーラは少なくとも私に向かっては発されていなかったわ。。。)、なので、ちぎちゃんのいいとこわかるといいな♪っていうバウ観劇でもあったわけなんですが。
いいどころじゃなかった。。。
ちぎちゃんが表現したニジンスキーは、確かにニジンスキーだったよ。
史実のニジンスキーなんて知らん。演出家が描き出そうとして、役者が描き出したニジンスキーがそこにいたからもういい、とそんな風に思える舞台でした。
実在の人物だから、ニジンスキーという人にそれぞれに思い入れを持ってみる人もいるかもしれない。私はほんとに名前ぐらいしか知らなくて、ロシアの天才ダンサーで、奇異な人で、精神を病んでしまった人でしょ、ぐらいの認識しかなくて、それでも、そういう先入観というかあらかじめ思い描いてるイメージというのを持ってる人も多いと思うんですよ。実在の人って。
でもそういうイメージを越えて、イメージの延長線上にでも別物として、成り立ってたニジンスキーだったんじゃないかと思います。
そこまでやらなくていいよ、ってちょっと思った。全然、痛々しくはないんだけど。ちぎちゃんの演技が完成されてるがゆえに。作品として完成されてるがゆえに。でも、タカラジェンヌとしてはそこまでやらなくても十分だよ、って、伝わるよ、って思った。あ、ダメだ。泣けてきた。
そんなニジンスキーちぎちゃんの演技を受け止める緒月ディアギレフがまた全然揺るぎなくて。
観る前は、なぜか私はディアギレフの方に怪物ちっくな人外イメージを持ってて、それ演る緒月さん大変だーと思ってたんだけど、よりエキセントリックなのはニジンスキーの方で(そりゃまぁそうか)、対する緒月さんのディアギレフはすごく真っ当だった。安心して観ていられた。奇をてらわない演技というか、地に足のついた緒月さんの存在感で、舞台が救われてたかもー。観る方の気持ちもか。救いのない方にもってく行き方もあるんだろうし、選択肢はいろいろあったのかもしれないけど、緒月さんのディアギレフが好きでした。(どう書いていいかわからなくなって好きでごまかす)
最初はちぎちゃんに涙してたのに、しまいに緒月さんで号泣状態になって、フィナーレなんて登場しただけで泣いたわ。(笑)
ディアギレフ、決していい人じゃないんですよ。カンパニーの主宰者として、権力を持つ側のふるまいに終始しているけど、でもニジンスキーへの、美しいものへの愛という一点でぶれることがないんですよね。
この演出家、センスいいな、と思ったところがちょこちょこあって、でも相当うまいんじゃないかと書きつつ思えてきた(爆)
ロモラを見てて、いい要素だけを抜き出したんだな、と思ったんですよね。
この雪組のニジンスキーが決まってからちょっと調べてみるまでニジンスキーが結婚してたことすら知らなかったんですが、ファンあがり(!)の女性と結婚してて、それがロモラ。
ストーカーのはしりだという言われ方もする女性のようで、それが頭にあったんだけど、「あなたの全てを受け入れる」キャラとして描かれてて、そうか、そこか、みたいな。行き過ぎた行動に、一途な思いゆえっていう解釈をつけて、そこだけを抜き出したキャラにしたんだなと思って。
観てる間はロモラにだけそういうのを感じてたんですが、(←宝塚版ロモラは極端に実在の人物と乖離してるっていう認識があったので)、ニジンスキーも、ディアギレフも、そうだったのかも。
エッセンスを抜き出すのがとても上手い人なのかな。そして複数の要素を欲張って詰め込まないのね。一人の人物に。ニジンスキーはさすがにそういうわけにもいかなかった感じだけど、でも対ロモラ、対ディアギレフ、後は時系列に沿って変化してくだけなので、非常にわかりやすかったかも。そうかそういうことか。(勝手解釈で勝手に納得)
というわけで、ディアギレフについても、実際はもっと悪どくてさ、欲望に忠実で嫌な人だったかもしれないけど、愛と感性に忠実だっただけ、という見方もできるかもしれず、そこだけ取り出すと、一番愛したミューズに飛び立たれてしまい、取り戻すつもりが永遠に失ってしまう哀れな男。緒月さんにぴったり!(どういう了見だ)
宛書ってこういうことなのか。すごい上手いよ!原田氏!願わくは常にそのクオリティを。ベストエフォートではなくてギャランティでお願いしたい。(えらそう)
実際のディアギレフは、肉体さえまた手に入れたらOKな人だったのかもしれないけど、そういう風には描かれてなかったのも良いですな。宝塚的で美しい。。。のみならず一般的にいっても美しいよ。そもそも宝塚的にもどやねん、な作品が多い中(私見です)、どの人物にも共感を持って見られるいい作品でしたよ!
ちょっとニジンスキーとディアギレフのことしか書いてませんが、みんな好きだー!って叫びたくなるぐらい。ちなみに帆風氏は髭部でした。(それだけは言っておかなければ)
しかしちょっと突っ込んでいいですか。
役付いてない人の使われ方とかもすごく好感が持てて、星組が上演中の「めぐり会いは再び」に感じたのと同じような感覚。
が、役付いてる人が「は?」な感じ!よく考えてみたら!
せしるんダンサー役やのに踊ってるシーンないってどういうこと?!それはまぁそういうのも入れちゃうとテーマがぶれるっていう判断だったのかも、と考えて納得もしよう。(が、ロモラのダンス下手シーンがあるならアドルフ主演=フォーキン振付不人気でしたシーンがあってもいいじゃんよーT_Tしくしく。わざとイケてない踊りでもなんでもいいから見たかったよ!)
で、彩凪マリーはなんなん?なんか結局関係各位の間をうろちょろしてただけな気が。。。マリー視点やと何か見えてくるものがあるのでしょうか?!(観劇回数限られてるのにそんなことしてる余裕はないのでやらないけど)
フォーキン(大凪さん)は良かってん。結構。私の苦手役者in雪組の2番手さんなんですけどね。(なんてことを)
ストラヴィンスキー(蓮城さん)も、出番それだけ?感がー。ディアギレフととちょっと対立するシーンがあって、絵面の濃さにびびっちゃったけど。。。緒月さんが二人いるんかと思った。腕を組み合わせたポーズで立って、左の二の腕、肘の上あたりを右手の指で小刻みに叩いてたのが神経質な芸術家っぽくて上手いなぁと思いながらみてました。(左右逆やったらごめん)
まぁあとは役名ついててもほぼモブな人もいるわけで、観劇中には全然違和感感じるものじゃないからあげつらうほどのことではないとは思うんですけどね。うん。
ひとつ良かったのは、ゆめみさんが踊ってるとこが見られたことー!!!
クラシックバレエの振りなので、宝塚ダンスじゃなかったのが残念っちゃ残念なんですが(というか、ロミジュリのフィナーレで、桂ちゃんと踊る娘役さんの中に入ってたんですってね!全然気付いてなかった自分のバカバカバカ)、逆にバレエの振付で踊るシーンの方が貴重な感じもしますね。一人で踊るわけじゃなくて娘役さん8人かな?のシーンなんですけど。ゆめみさんロックオンでみてました。
この間なんかの拍子にCSの番組「舞台に懸ける」が録れてて、ゆめみさんだったんですよね。
歌が歌いたくて宝塚に入った、って言ってた。えぇ意外ー!踊る人だと思ってました。でも、最近の役付きじゃがんがん踊る役とかもうないよねぇ、って残念で。でもご本人は歌志向だったのね。歌えるようになってきて嬉しい的なことを語ってはったのでもちろん歌でもますます活躍してほしいです^^
ハマコさんから、「副組長になってほしい」って言われたって、「なってほしい」のイントネーションだけが正しく関西弁で萌えました。笑
ってあれ。なんでスカステねたになってんだ。
あ、スカステついでに、この間、ちぎちゃんとコマちゃんダブル主演のバウ公演放送してたじゃないですか。和物のやつ。(タイトルわからん)
超ながら見で、最後まで見てもいないんだけど、ちぎちゃんがすごい自在な感じで面白くて。・・・これちぎちゃん?じゃないよね?えちぎちゃん?って何度か画面見直してしまったんですが、脇で光る人、ってのはありがちだと思うけど、真ん中じゃないとダメな人って初めて見たわ!
今すぐちぎちゃんを雪組トップにしてください、とバウ見て若干思いました。
役付いてない人の使われ方とかもすごく好感が持てて、星組が上演中の「めぐり会いは再び」に感じたのと同じような感覚。
が、役付いてる人が「は?」な感じ!よく考えてみたら!
せしるんダンサー役やのに踊ってるシーンないってどういうこと?!それはまぁそういうのも入れちゃうとテーマがぶれるっていう判断だったのかも、と考えて納得もしよう。(が、ロモラのダンス下手シーンがあるならアドルフ主演=フォーキン振付不人気でしたシーンがあってもいいじゃんよーT_Tしくしく。わざとイケてない踊りでもなんでもいいから見たかったよ!)
で、彩凪マリーはなんなん?なんか結局関係各位の間をうろちょろしてただけな気が。。。マリー視点やと何か見えてくるものがあるのでしょうか?!(観劇回数限られてるのにそんなことしてる余裕はないのでやらないけど)
フォーキン(大凪さん)は良かってん。結構。私の苦手役者in雪組の2番手さんなんですけどね。(なんてことを)
ストラヴィンスキー(蓮城さん)も、出番それだけ?感がー。ディアギレフととちょっと対立するシーンがあって、絵面の濃さにびびっちゃったけど。。。緒月さんが二人いるんかと思った。腕を組み合わせたポーズで立って、左の二の腕、肘の上あたりを右手の指で小刻みに叩いてたのが神経質な芸術家っぽくて上手いなぁと思いながらみてました。(左右逆やったらごめん)
まぁあとは役名ついててもほぼモブな人もいるわけで、観劇中には全然違和感感じるものじゃないからあげつらうほどのことではないとは思うんですけどね。うん。
ひとつ良かったのは、ゆめみさんが踊ってるとこが見られたことー!!!
クラシックバレエの振りなので、宝塚ダンスじゃなかったのが残念っちゃ残念なんですが(というか、ロミジュリのフィナーレで、桂ちゃんと踊る娘役さんの中に入ってたんですってね!全然気付いてなかった自分のバカバカバカ)、逆にバレエの振付で踊るシーンの方が貴重な感じもしますね。一人で踊るわけじゃなくて娘役さん8人かな?のシーンなんですけど。ゆめみさんロックオンでみてました。
この間なんかの拍子にCSの番組「舞台に懸ける」が録れてて、ゆめみさんだったんですよね。
歌が歌いたくて宝塚に入った、って言ってた。えぇ意外ー!踊る人だと思ってました。でも、最近の役付きじゃがんがん踊る役とかもうないよねぇ、って残念で。でもご本人は歌志向だったのね。歌えるようになってきて嬉しい的なことを語ってはったのでもちろん歌でもますます活躍してほしいです^^
ハマコさんから、「副組長になってほしい」って言われたって、「なってほしい」のイントネーションだけが正しく関西弁で萌えました。笑
ってあれ。なんでスカステねたになってんだ。
あ、スカステついでに、この間、ちぎちゃんとコマちゃんダブル主演のバウ公演放送してたじゃないですか。和物のやつ。(タイトルわからん)
超ながら見で、最後まで見てもいないんだけど、ちぎちゃんがすごい自在な感じで面白くて。・・・これちぎちゃん?じゃないよね?えちぎちゃん?って何度か画面見直してしまったんですが、脇で光る人、ってのはありがちだと思うけど、真ん中じゃないとダメな人って初めて見たわ!
今すぐちぎちゃんを雪組トップにしてください、とバウ見て若干思いました。
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